EFO(エントリーフォーム最適化)

入力フォームは、見込み客と企業を結びつける最初の接点として、サイトの中でも最も重要なパーツです。
みなさんは巷のウェブサービスで入力フォームの複雑さや意味不明のエラーメッセージから嫌気がさし、入力している途中で送信することを諦めてしまった経験はありませんか?
このように、使いにくいフォームを設置しておくと、入力の途中でユーザーが送信することを諦め、サイトから離脱してしまい、せっかくのビジネスチャンスを逃してしまいます。
フォームの最適化を行うことにより、ユーザーが迷うことなく入力し、確実に送信してもらう確率が向上します。
以下にEFO(エントリーフォーム最適化)を重視したフォーム作成基準の例を示します。
  • エラーになっているフォームフィールドを赤枠/赤バックで表示し、エラーメッセージはその直下に表示します。 (エラー内容の羅列だけだとどこが悪いのかよくわからない上、フォームとエラーの画面が別の場合、何度も戻ったり進んだりで面倒です)
  • リセットボタンは付けません。
    (リセットで全クリアしたくなる場面はあまり考えられず、間違って押してしまうと苦労して書いた文字が全部消え、ユーザーがフォームの送信を諦めてしまいます)
  • メール以外の連絡先がある場合はメール確認の再入力フィールドは極力設けないようにします。
  • 必須項目は最低限として、必須/任意を明確にすします。
  • 必要以上にフィードを分けない。 (姓・名などを分けると、フィールド間の移動が面倒なので、姓・名の区別が特に重要でない場合はひとつにまとめます。郵便番号も同様、桁分けしません)
  • 全角・半角の区別を指定せず、プログラム側で自動変換します。
  • 画面ロード時に最初に入力するフィールドに予めフォーカスさせます。(最初に入力する項目に予めカーソルをセットし、マウスで選択しなくてもすぐに入力できるようにします)
  • 文字入力する項目は必要最小限にして、なるべくラジオボタン・チェックボックス・セレクトメニューで選択できるようにします。
  • 入力項目が多い場合や、先行の回答内容によって以降の質問内容が変わる場合は、入力画面を分割し、対話式に画面遷移させます。
  • 必要に応じ、Ajaxなどによる自動補完機能(郵便番号入力で住所の自動入力など)を付けます。
    以下は郵便番号から住所を自動入力するサンプルです。郵便番号を入力してみてください。
    郵便番号
    都道府県
    住所  
  • フォーム送信後は、送信した旨のメッセージを表示し、必要に応じメールのコピーを返送するなどします。メールには連絡先やサイトの署名を明記するようにおすすめしています。
  • フォームからの離脱率を確認するため、フォーム画面をを開いた数とフォームを送信した数の比率を記録します。対話式フォームの場合はどの画面で離脱したかも記録し、離脱原因の分析に役立てます。